作品紹介
七〇年代、蔡焜霖(さいこんりん)は大企業の國泰グループに新たな活躍の場を得て、美術館の設立や百科事典の創刊に携わる。蔣介石の没後も「戒厳」は続いたが、次第に政治運動が盛んになり、時代は民主化へ向かって激しく揺れ動く。だが緑島に収容された人びとの名誉回復がなされるまでには、さらに長い時間が必要だった。シリーズ最終巻。
ネットの反応
『台湾の少年』全4巻、中条省平さんが大絶賛。
— Tatsuhisa (@tatsuhisa33) March 11, 2023
早く第4巻目を読みたい!
(中条省平のマンガ時評)戦後台湾の暗い真実、途方もない力作https://t.co/ZVhedWVpEM
マンバ通信の「海外マンガクラシックス」、更新しました。今回取り上げたのは、游珮芸、周見信『台湾の少年』(倉本知明訳、全4巻、岩波書店、2022~2023年)です。これはほんとすばらしい作品だと思う。https://t.co/M2LTMnwtPT
— 原正人(バンド・デシネ翻訳) (@MasatoHARA) February 24, 2023
こうの史代先生の帯書きの、台湾の作者さんの漫画です。日本の台湾統治時代から書き起こすこの物語。
— すなどりねこ@夜になると眠ってしまう (@oldfishingcat) September 19, 2022
始めが1935年4月に起きた大地震のシーンから始まって、今とシンクロしてしまいました。#台湾の少年 pic.twitter.com/edFKjdu9vA
#台湾の少年 凄くよかった。お恥ずかしながら台湾の国民党による弾圧、白色テロを知らなかった💦日本統治時代から現代までの流れ、人権と民主化を得るまでに台湾の人達がどれ程苦心したかもわかるし、また絵柄が良き。良書。 pic.twitter.com/Rq1OMC8yJg
— 城井 文(しろい あや) (@supee80) April 29, 2023
サトウキビは竹並の硬さなので、大人でも膝でパキッ!と折ることはできません。そんなことをしたら足がめっちゃ痛い。皮を剥きかじってしがみ、滓は吐き捨てる。あと赤い粒の仁丹は梅仁丹で、昔ながらの「旅行に仁丹」は銀の粒です。#台湾の少年 面白い本です。 pic.twitter.com/jVSMjXF5e1
— mori michiyo (@muinahibi) July 10, 2022
優しいタッチの絵とことばが、残酷でヒリヒリするような現実を淡々と描き出している。生きるとはなんなのかを味わわせてくれる素晴らしい本です。#台湾の少年 #岩波書店 pic.twitter.com/kWuEeBqquH
— misuyusuke 🏳️🌈 (@paiguniangao) February 4, 2023
ところで、『台湾の少年』の台湾語の翻訳、日本のどの地歩の方言かと疑問だったのだが、翻訳の倉本知明さんが香川の人で方言を表現されているために、出身地の香川弁を使われたらしい。作者のお一人、游さんのお話。#台湾の少年
— 脇田健一 (@wakkyken) February 13, 2023
「台湾の少年」読了
— あっきー (@Akitoytk) May 21, 2023
こちらに来るまで、台湾の歴史は恥ずかしいぐらい何にも知らなかった。
おじさんの義務として、アジアの近代史はちゃんと勉強せねばね。そして緑島には日本に帰る前に必ず行こう。ちゃんとこの目で見ておかねば。#台湾の少年 pic.twitter.com/KzPl3h1c6A
日本統治時代に子供時代を過ごし、戦後は白色テロで10年間の投獄、離島の収容所暮らしを強いられる...
— スタ・エレ (@Bt1THS9XFohvr93) May 24, 2023
数奇な運命に翻弄された実在の作家の自伝『台湾の少年』これも特集してほしい
台湾発 傑作歴史グラフィック·ノベル『台湾の少年』(全4巻) | web岩波#utamaru https://t.co/RwteDsCBy8
すでに各所で話題になっている『#台湾の少年』(岩波書店)。この作品、3巻が1969年秋、台湾を襲った猛烈な台風によって主人公が経営していた出版社が破綻し、すべてを失うところで終わっていた。北沢書店で買った4巻を一刻も早く読みたくてリリパットへ。 pic.twitter.com/OdZWh08zcU
— 神谷竜介@俯旗軒 (@kamiya_Chikura) February 14, 2023
「台湾の少年4」を借りて来て読み始めたら止まらなくなった。この巻は過酷な描写は少ないのでラク(って何という事?だが)。主人公があまりに天才なのと現代史の知らなかった面が勉強できて濃すぎるこのマンガ、全4巻です。盛岡市民は図書館で借りて読めますよ。4巻は来週には返却する予定。
— 飯坂真紀 (@ikaika98) February 12, 2023
『台湾の少年』全4巻読了。1巻ずつ刊行されるたびに買ってたんやけど4巻出るまで置いといて、まとめて一気に読んだ。 本好きの少年が歩んだ激動の歴史を描いたグラフィックノベル。読むのに集中力がいる。1巻ごとに変わる絵のタッチが時代を表している。ええ値段したけど価値ありました。 pic.twitter.com/E2xcCfLJMf
— みか (@mikahri) February 5, 2023
吾妻ひでお『失踪日記』、卯月妙子『人間仮免中』、いしいひさいち『ROCA』など、年に一回普段マンガを読まない文化人が熱烈に推すマンガが現れるが、今年はこれだと思う。まだ一巻しか読んでないけど。#台湾の少年#岩波書店 pic.twitter.com/269foemiRE
— 公式『さらば雑司ヶ谷』 (@byezoushigaya) March 29, 2023
過激な描写はなく淡々と進む。キャラクターの善悪を極端に描き分けるのは漫画だと容易だし、インパクトも強まるけれど、そうした恣意的な脚色を排除しているからこそ静かに深く響くものがある。また、漫画でなければここまで多くの人に届けることは難しかったろうとも思う。#台湾の少年 pic.twitter.com/heCLNfBHPI
— 飯尾佳央|ほんのひととき📚 (@kao_eo) February 11, 2023
『台湾の少年』4巻完結
— あうしぃ@台湾漫画 (@auctwcomic) January 31, 2023
台湾の日本統治時代から白色テロ時代を生き抜いた一人の元政治犯、出版人の人生。
戦後も続いた息苦しい台湾社会は日本人には想像し難い。その苦難の中、蔡さんが抱えた後悔や、弾圧の中でも捨てなかった社会変革や文化への思いは痛切。
優しい終幕が蔡さんらしさだろうか。 pic.twitter.com/gXvyeQdURD
政治犯として10年投獄されていた蔡さんが子どもたちに留学していたと嘘をつくシーン、「移行期の正義」の活動もとても興味深い。
— 書肆喫茶mori~海外コミックスのブックカフェ (@shoshikissamori) February 2, 2023
『台湾の少年』というと各巻ごとにカラーと表現を変えているところが面白いポイントの一つだが、4巻はオレンジを基調に、作者の游さんが蔡さんに取材する現在(2018年) pic.twitter.com/VapELpcEyP
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